雑記

マイナンバーで詐欺に注意!実例を確認して備えましょう

bsTSU852_onimotu今年からマイナンバー制度が開始になりますね。制度に賛成、反対はあるかもしれませんが、始まったものは有効に活用したいものです。

と、言っているそばから早速詐欺被害が出ているとのこと。

①公的機関を名乗る人物から偽の番号が連絡された

②マイナンバーを貸してほしいといわれて教えた

③人に教えるのは犯罪!記録を消したければ金払え!

という結構ややこしい詐欺で、不安をあおられてつい払ってしまったという手口。これまでは不審な電話や訪問はあったそうなのですが、実際の被害が出たのは(少なくとも被害の報告が出てきたのは)これが初めてとのこと。

まだマイナンバーもまともに配られてないうちから詐欺が横行するとは世も末です!

というわけで、だまされないように注意していかないといけません。

まずマイナンバーってなんなのか?

これまではいろいろな役所がそれぞれ個人に独自の番号やらを割り振って管理していました。たとえば年金関係だったら基礎年金番号とか。銀行の口座番号なんかも個人を識別する番号の一種ですかね。Tポイントカードの番号とかね。

まあそれぞれが独自にITシステムを作って運用していたからなんですが、それだとたとえば引っ越し手続きをするのに別々の役所や銀行やら、加入しているサービスで住所変更したりとか、とにかくやたら手続きをさせられてしまいます。

一応住民基本台帳的なものは作られましたが、不便なのであんまり使ってませんよね。

まあそんなこんなで、みんなの手続きを簡素化するため―たとえば引っ越しの手続きを一か所やれば全部完了みたいな―できたのがマイナンバーです。ああ、あと国も国民の収入を抑えやすくなって税金の取りっぱぐれも防げますしね(*^。^*)

個人情報の保護とかどうなってんの?また流出するんじゃないの?みたいな話題もひとしきり盛り上がってましたが、とにかく制度としてはスタートしたわけです。

不審な連絡実例集

これまでマイナンバーについては結構な件数の不審な電話などが相次いているそうです。不審なことに気づいてすぐに断ったりできればいいのですが、実際に連絡が来ると焦ってしまうもの。冒頭の被害以外でも、実際には被害にあっている方もいるかもしれませんね。

消費生活センターなどにはいろいろな報告が来ているそうなので、こんな連絡が来ても絶対信じちゃダメなやつを集めてみましたよ。こんな連絡が自分や親にきたら、すべからく無視、あるいは無視するように伝えてください。

くれぐれも面白半分に反応して楽しんじゃダメですよ!

マイナンバー制度は複雑なので管理してあげますよ。
だから番号教えてください。

なんかよくわからないものは人にまかせたい、という心理を突いた話ですね。面倒くさがりな私ははまりそうだなー(棒)。むやみやたらに人に教えるのはやめときましょう。

すぐに手続きしないと刑罰だ!早くお金を振り込みなさい!

ほとんど脅迫ですね。別にそんな罰則はないので無視してください。

制度開始に伴い調査をします。あなたの資産を教えてください。

行政の役人を装った手口ですね。まあそんなこと聞いてくる役人はいませんのでこれも無視で。もしほんとに役人にあなたの資産について根ほり葉ほり聞かれたとしたら、あなたは脱税を疑われてマルサに狙われてます。

手続きをしないとマイナンバーを発行できません。なので次のURLから手続きしてください。

他のはどちらかというと高齢者向けでしたが、これは迷惑メール系ですね。当然URLの先に興味を持ってクリックしたりしてはいけません。

今後の正しい手続きとは

上は詐欺の一覧でしたが、じゃあ何が正しい手続きなのよ、ということです。

今後2015年の10月以降に簡易書留でマイナンバーの通知カードが送られてきます。カードといいつつ若干ちゃっちいカードですが、これ以外の方法で通知されることはないです。電話で知らされたりメールで送ってきたりはありません。普通郵便で送ってくることもないし、ただポストのに放り込まれることもないので、ほかの方法で送られて来たら役所に問い合わせた方がよいでしょう。まず偽物です。

総務省のホームページで見本がみられるので、一応見ておいた方がいいでしょう。

お知らせがきたら、写真を貼って送り返すと写真付きのもっとちゃんとした身分証明書がもらえます。また、サラリーマンは今後のいろいろな手続きの関係で会社にマイナンバーを聞かれるかもしれませんが、それは詐欺ではないので教えて大丈夫です。

今後は役所の諸手続きなどで順次使えるようになるみたいですが、とりあえずは上のことだけ覚えておけばあとはおいおいで何とかなると思いますよ。

とにかく焦って何かしようとしないように、落ち着いて対応しましょう。

そんでは。