投資を始めるといろいろな投資商品があることに気づきます。株式、FX、投資信託やらデリバティブ商品。勉強しても追い付かないくらいいろいろありますね。
そんな中でかなりお得なのが「確定拠出年金」です。これは商品というか、どちらかというと公的年金を補完するための制度なのですが、老後の備えという意味ではかなり使えるんじゃないでしょうか?
使える人が一部限られる面があったりしますが、今後はどんどん拡大していくみたいです。
というわけで、確定拠出年金のメリットを少し見てみましょうか。
税金が優遇される
一番がこれですね。
まず拠出するとき(掛け金を払うとき)に所得から控除されます。つまり、所得税などが少しお安くなるというわけです。
また、利息や運用益にも税金がかかりません。
受け取るときには税金がかかるんですが、それも退職金と同じ扱いだったりするため、結構お得な金額になっているハズです。
普通に証券口座を開いて投資をすると運用益に20%(正確にはそこに+復興税がかかる)とられますから、かなり差があると思います。
コストの安い商品が多い
確定拠出専用の商品ラインナップがありまして、そいつらはふつうの投資信託と比べて非常にローコストです。場合によっては半分くらいです。やればできるじゃん!
長期間になればなるほどコストはバカになりませんから、老後に備えた超長期の運用ではできるだけコストを抑えることが重要です。確定拠出制度でのお得な商品群はかなり有望な投資先になるのではないでしょうか。
自動的にかつ定期的に積み立ててくれる
これには二つ利点があります。
放っておいても積み立てて
毎月自動的に引き落とされたり会社が払っておいてくれたりしますから、気づいたらドンドン増えているという塩梅です。
自分で毎月積み立てて振り込んでいく、なんていう面倒くさいことをしなくてもいいのでかなり楽ちんですね。
いわゆるドルコスト平均法
ここでは細かく説明はしませんが、買い付け単価を低く抑える効果があるといわれる「ドルコスト平均法」で購入でき、リスクを低く抑える効果があります。
だから儲かる、というわけではないですが、気持ち楽です。
うっかり使ってしまうことがない
これも結構大きいですね。お金が入るとついつい使ってしまう浪費癖のある人なんかは、確定拠出年金だと運用途中に引き落とせない(例外はありますがほとんどの人は解約できない)ですから、うっかり使ってしまうことがありません。
計画的にためていくことができるというわけですね。
確定拠出というと株とかこわいな~という人もいますけど、元本保証商品も含まれていたり、リスクの低い債券なんかもあります。そういう低リスクの商品でも、税金についてのメリットはありますから、老後が不安な世代としては一考の余地はありますかね。